ROAD TOURING REPORT 南へ走れ海への道 房総月崎〜小湊〜月崎

<走行距離・所要時間>82km 8時間


小湊鉄道「月崎駅」です。
駅と言っても完全な無人駅で改札も無くホームへの出入りは 自由に出来ます。 オマケに走っている列車は廃線が囁かれるディーゼル機関車で 確か2〜3両編成で私が生まれた時ですら、珍しい乗り物です。
駅前にはデイリーストアが1軒ポツンと有るだけで他は何も無い実に のどかな風景です。
休日ともなれば鉄道マニアの方が遠方から写真を撮りに来たりする 人で人影もちらほらあります。
駅前は駐車スペース10台分位は有ります。
まずはここからスタート。


駅前の道を右に踏切を渡って直ぐの所にこの様なトンネルが左側 に有ります。
このトンネルは房総ではよく見かける素堀のトンネルで中は暗く ちょっと恐いですが勇気を出して進みます。
こちらのトンネルは中に照明があるのでマシな方ですが無灯の トンネルもここら辺では珍しくありません。
ライトを常備していた方が無難だと思います。


トンネルを抜け静かな林道をひたすら走り県道160を左折して JOMOのG・Sの先を左折して「市民の森」方面に向かいます。
傾斜は緩やかで車の通りも殆どありませんでした。
市民の森を通る万田野林道の最高点から遠くに目差す海を見ます が、ここからはまだ見えませんでした。
それにしても何処までも森が続いています。 迷ったら大変そうですよね。
私達は何度か迷宮入りしてMTBを担ぎながら闇夜を迷走した苦い 経験があります。


林道を走り抜け県道32を小湊鉄道沿いに養老渓谷駅を目差して 進みます。
本日はMTBではないので山の中を行く訳にはいかないので我慢 して黙々と走りました。
車通りの多い道は嫌いなので普段よりハイスピードで走り抜けます。 養老渓谷駅までは6キロ位だと思います。


ようやく養老渓谷駅に到着。
こちらの駅は月崎駅より店なども多く綺麗ですがやはり田舎の駅と 言った感じです。
ここから大福山などを目差すハイカーの人達も多く見られ月崎駅 より賑やかです。
駅に向かって左側に細い道があるのでその道を通り踏切を越えて 駅の反対側に出たら一気に下ります。


下り切った所に橋があるので渡り、600m位上って写真の所を左折 します。
目印としてはカーブミラーと養老の滝などの標識です。


つづらで下り写真の味のある橋を渡って道なりに少し上ると県道81 にぶつかります。
ここを右折して県道を走ります。


お馴染みの赤い橋です。
多くの観光客が季節ごとに訪れる有名な観光スポットです。
養老渓谷には遊歩道も設けられていてお散歩するのも良いでしょう。


養老温泉を過ぎて少し上ると、県道81の新道と旧道の分岐が有る ので時間に余裕のある人は旧道を行く事をお勧めします。
旧道らしく車の通りも少なく実に爽快に走れます。
こんな道を独り占めした様な気分になれる。


新道と旧道との交差点を直進して行くと県道178になります。
この先に観光名所である「粟又の滝」があります。
交通量がやや多めですが粟又の滝を過ぎると車の量が激減し とても静かになります。


写真の県道178を更に進むと写真の交差点に出ます。
ここを右折して林道を上ります。
目印としては麻綿原入り口と書かれた標識でトンネルの手前に なります。
飲み物の補給はここでしてください。 暫く、山を越えるまで補給が出来ません。


麻綿原入り口から入って直ぐに原生林の綺麗な森があり、遊歩道が 設けられているので休憩がてら散歩するには良いかも知れない。
公園の様になっていてメタセコイヤ・ブナ等の樹が立ち並んでいます。 中でもメタセコイヤの樹は高さが100mにもなると言うから驚きです。
これから上る林道の前に是非、立ち寄って見てください。


この林道、6月中旬から7月中旬に掛けて一方通行になります。
アジサイが沿道に植えられていてさぞかし賑わうのでしょう。
斜度はそれ程きつくは有りませんが以外に長いのです。
途中、大きな駐車場とトイレが有ります。


写真の交差点は三叉路になっていて今回のコースでは大事な所。
まずは左折して下ります。


約400mのダートの下りです。
路面は締まっていて23Cのタイヤでもゆっくり行けば大丈夫でした。
斜度も緩いのでそんなに気を使わなくても下る事が出来ます。


ダートを抜けると四差路になります。
右折は全面ダートで東大演習林の中を行く道、直進は帰りに上って 来る道なので左折します。
こことダートの道は今回、往路となります。 往路と言っても距離は僅かに400mのダートです。


実に路面の状態も良く素晴らしい景色の中を下って行きます。
車の交通量もこの日は少なく途中の開けた所からは海が見えます。
しかし、海までは相当な距離がある様に見える。
進むに連れて原生林の森の中を快適に下っていきます。 「内浦山県民の森」は本当に気持ちのいい道です。
ゆっくり景色を楽しみながら下りましょう。


県民の森出口付近に資料館と一緒になった公園があります。
ここは宿泊も出来るしキャンプやバーベキューも出来る憩いの場です。 ここまで来れば海は後少しです。
殆ど下りで低山しかない房総でこんなに長い下りが有るのか?と 思う程、延々と下ります。
この先、県道285と合流して一気に海まで更に下ります。 こんなに下ると帰りが恐いくらいになりますよ。


県道285から国道128にぶつかり、左折して食事の為に鯛ノ浦を 目差しました。
ここが小湊漁港です。 やっと来たと言う感じでしばし見とれる。


鯛ノ浦と言えば遊覧船と誕生寺です。
この奥に誕生寺があります。 好きな方はご覧になると良いですよ。
ホテルや売店が建ち並ぶ活気のある港町です。 散策するのも楽しいでしょう。


今回の最大の目的だった「小湊で海の幸を満喫しよう!!」を 実行中です。
魚も美味いがビールも美味い! 写真の料理は 刺身5店盛り+小鉢&ご飯にみそ汁で何と1,500円。
大満足でこのまま宴会をやりたくなります。


せっかく海に来たから砂浜に降りてみました。
この時期の海は透明度が高く綺麗です。


小湊から国道128を西へ向かいます。 車通りが激しいので仕方なく歩道を走行していると前方にトンネルが あります。
   こんな交通量の多いトンネルを抜けるのか?と、思いきや左側に 歩行者用のトンネルが有りました。
しかもトンネルの入り口には水族館と書かれている。
中に入るとご覧の様になっていて壁面に魚の写真や地元の漁の  様子を収めた写真が飾られていました。 車で通過してしまうと絶対に気づかないトンネルですよね。


国道128を更に西へ行くと立体の交差点になるので側道に入ります。
側道に入って一つ目の交差点を右折。
写真の鳥居の所から長い林道の始まりです。 飲み物の補給はここより暫く出来ないので要注意です。


この林道、車は全く見かけないのですが斜度がキツイ。 コンパクトドライブのインナーローで上るこのオジサン。 初のロードバイクデビューで売り切れ寸前です。
ちなみに私のバイクはMTBと同じギアに改造してある為、余裕が ありました。 ロードバイクのギアでガンガン上がる人の足はどうなってるんだ?


辛く長い林道を上り更に来る時に通ったダートの道を上ると先に 説明した重要な交差点にまた来ます。
右に行くと来た道になるので今度は直進して更に勾配を増した坂を 上ります。
そんなに長い距離ではないので休憩を取って一踏ん張りです。 上り切った所には「この先アジサイありません」の看板があります。


看板の所からは快適な下り口調の長い尾根道をドンドン進みます。
時折、オートバイが爆音を響かせながら脇をスレスレ追い抜いていく のにカチンッ!と来ますが全体的に交通量は少ないですね。
アジサイの季節には相当な交通量が有ると思うので静かに走り たい人は近づかない方が良いと思います。

写真の二股を左側へ下っていきます。 この先もずっと下りです。


林道を抜け国道465を北東へ400m程上り、茅葺き屋根の資料館 らしき建物の手前を左折します。
養老渓谷と書かれた茶色の標識が目印です。


最初は日本の田舎を代表する様な風景を楽しみながら細い道を下り、 工事の為に鉄板の引かれたちょっと走りづらい道を進みます。


やがて工事箇所もなくなり素堀のトンネルと渓谷美の中を景色を 楽しみながら走ります。
実は今回、この道を通る事を目標にしていたらいつの間にか海まで と言う長大な道のりになってしまったのです。 でも来た甲斐がありました。
以前はMTBで下山後に通ったのですが積雪とアイスバーンに 泣かされながらも景色の良さに惚れ込んでしまったわけです。


狭い林道から広い道に変わり下り切った所に養老渓谷が有ります。
その先のトンネルを抜け県道81に出て左折して道なりに行くと 養老渓谷駅に戻る事が出来ます。
デポ地である月崎駅へは養老渓谷駅を過ぎ県道32を左折して 帰る事が出来ます。
今回のレポートはここまでですが、実は養老渓谷駅を過ぎてから2km 程進み、左折して大きな橋を渡ると月崎駅近くまで更に車の通らない 素晴らしい景色を見ながら帰る事が出来ます。
デジカメのメモリーが無くなったのでここで終了ですが興味の有る方 は当HPのメンバー募集コーナーでも構わないのでご連絡下さい。


<感想>
山の雰囲気をこれでもかと言う程味わえるしキツイ上りもコース全般から考えると少しで済むので楽しくツーリングが出来る。
観光名所も多いので立ち寄ってみたり摘み食いしたりと目的に応じて色々楽しむには良いコースです。
林道走行が主体になっているのでロードバイクでガンガン飛ばすにはカーブが多すぎるかも知れません。 ポタリングには最適と思われます。
また、このコースは山ヒルで有名な箇所を通るので発生時期に休憩などする場所は選んだ方が無難です。 あんな軟体生物に血を吸われたら凹みますからね。
距離もそれなりに有るので余裕を持ったプランニングが必要と思われます。