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ROAD TOURING REPORT 八丁峠
2005年10月2日 この日、関東地方は夏に逆戻りした様な暑さの中、兼ねてから行きたかったが行けないでいた念願の八丁峠を目差しハイテンションで走り出しました。
行けないでいた理由は一つ、他のHP等で紹介されているコースでは100km位のコースになってしまい峠を含むコースとしては体力的に自信が無かった。
二つ目は一人で行くと最高点に待ち構えている無灯のトンネルを通過出来ない。また、廃墟が恐い。 恐がりで体力のない私は以上の理由で行けないでいたのだがメンバーの一人に詳しい情報を説明せずに同行して貰いました。
コース概要:彩甲斐街道(国道140)大滝村にある道の駅「大滝温泉」〜県道37〜国道299〜志賀坂峠〜八丁峠〜 日窒鉱山〜県道210〜国道140〜大滝温泉の周回コース。
彩甲斐街道=国道140沿いにある道の駅「大滝温泉」を今回の デポ地にしました。
それ程、大きな道の駅ではなく紅葉シーズンともなれば直ぐに満車に なってしまうでしょう。
ここには売店・資料館・温泉等があり走行後に一風呂浴びるには 最高の場所になるでしょう。 ちなみに温泉は大人一人600円。 風呂上がりに名物のごもっとも蕎麦を食べるのも良いかもね。
AM8:00にここから出発。
まずは道幅があまり広いとは言えない国道140を秩父方面に走る。
距離にして8km。
殆ど下りなので大型トラックに負けない様に全速で走りきると県道37 の分岐があります。
ここを斜めに左折して荒川村に逃げ込む。
昔は秩父に入る為の宿場町で栄えていた古い町並みを400m位 進みます。
旧甲州街道より手つかずといった感じのとても古い町並み。
宿場を進むと二股の分岐になります。
ここを左折して常明寺方面に向かいます。
双神トンネルまで緩く上りトンネルを抜けると下りになります。
地元の人がトンネルまでは道が荒れていると言っていたのですが そんな事はなく快適でした。
トンネルから下ってくると立派なたたずまいの屋敷が目に飛び込んで 来たのでちょっと覗いてみました。
どうやら蕎麦屋のようです。
この近辺に白く小さな花を付けた蕎麦の畑が沢山ありました。 蕎麦好きの私は是非、食べてみたい。
両神村にある格好いい酒屋。
現在は営業しているかどうかは不明だが店の入り口に 書かれた「近藤酒店」が「店酒藤近」になったままで古さ を感じる。
また、この近くの神社では秋祭りで歌舞伎をやるらしく のぼりやポスター等が多く見受けられた。
今年は10月9日にやるみたいです。
県道37を道の駅「両神温泉薬師の湯」前を通過して両神村役場の 交差点を左折します。
片側通行の赤い橋を渡った写真中央の「止まれ」の標識の所を 右折。
赤い橋から600m位、進むと二股になり細い方の道に左折します。
ここには両神村の案内板などがあるので左側だけではなく右側に 注意していれば直ぐに分かります。
二股の分岐を過ぎて道なりに行くと国道299に出ます。
この国道もここまで来ると交通量が激減して5分に1台位しか車を 見かけなくなります。
紅葉シーズンには多いかも知れませんが何とものどかな道です。
赤谷の湯。
御輿の様な造りの建物がありました。
国道沿いに吊り橋を見つけたのでちょっと寄り道しました。
この橋、近くに行くと恐いんです。
床板が所々継ぎ接ぎされていたりワイヤーが錆び付いていたりで よく揺れる。
小鹿野町の風景です。
とても静かで殆ど平坦な道を急ぐ事無くのんびり楽しむ。
前方の橋を渡った辺りから徐々に上り始めます。
ふと気づいたんですがこの辺り畑はよく見かけるんですが田んぼが ありません。
有るのかも知れないけど気づきませんでした。
その代わり南国のバナナの木の様な植物が至る所に有りました。
寒い所だから気分だけでも暖かくしようという考えなんでしょうか?
志賀坂峠に向かう途中で上ってきた国道を見下ろす。
クネクネとよく上った。
斜度はそんなに急ではなく割と楽に上れます。
志賀坂トンネルです。
このトンネルを通らずに手前を左折します。
ここまでデポ地から35km
10km程の上りで到着です。
トンネル手前2km位から沿道にアジサイが植わっているのでシーズン には良いでしょう。
志賀坂からは双子山がよく見えました。
岩だらけの無骨な山です。
走ってきた町や村がよく見えます。
こうして見ると随分走ったな〜と、思います。
両神山(りょうかみやま)と読みます。 りょうがみやまと言ってしまいますが濁らせない様に。
両神とは諸説有り、一つは「イザナミ」 「イザナギ」の両方を祀って 両神とした説。 二つ目は昔は「龍神山」(りゅうかみやま)と呼んでいてそれが訛り りょうかみになったとされる説。 三つ目は日本武尊(ヤマトタケル)が筑波山の近辺でこの山を見つけ 歩き出してから八日目にこの地に辿り着いた。 八日間見続けたから「八日見山」それが訛り両神山になったとされる 説がある。
その時読んだ詩が小鹿野町の小鹿野神社にある。
「筑波をはるかへだてて八日見し妻恋ぬるか小鹿の野原」とある。 今となってはどれが正しいのかよくわからん。
志賀坂峠からは更に上りが続く。
一度、ほんの少しだけ下るが下ったウチに入らない程度だ。
斜度も少し増す。
この林道はモミジなどが植えられており紅葉の季節は目を楽しませて くれるだろう。
志賀坂峠から10kmで八丁峠に到着。
ここまでデポ地から約45km。
素晴らしい景色が一望出来る。
駐車場とトイレがあり、ここから両神山に行く人の車が数台停まって いました。
交通量も非常に少なく快適に来れます。
八丁墜道です。
このトンネルは事前の調べでは無灯と有りましたが天井に弱い明かり を放つ電灯が有ります。
電灯の威力は発揮される事はなく真っ暗です。
1kmに及ぶ長いトンネルは入るのに勇気が要ります。
二人で来てよかった〜
自転車のライトが前方を照らしますが方向感覚が次第に奪われて行く のでゆっくりとしか走れない。 しかも、大半は緩いながら上りです。
1km先の明かりを目差して恐る恐る進む。
やっと抜けた! 中の気温はとても低く21℃でした。
ここからは下りオンリーで日窒鉱山迄一気に下ります。
ここからは日窒鉱山の現在の様子です。
日窒鉱山は現在は廃墟と化している様に見えますが現在でも稼業しています。
元々は武田信玄の隠し金山との説もあり昭和30年代にはおよそ2000人もの人達がここで働き生活をしていました。 病院は勿論の事、学校・ダンスホール等の施設も充実しており山奥にして活気のある一つの町を作っていた。 夜見れば恐ろしいけど昼間見ると何だか懐かしい風景が広がり昔を思い出す。
マニアの方が多く見学に来るので建物のあちこちに立ち入り禁止の立て札や張り紙なども多く見受けられました。
私達が訪れた時もいかにもマニアだと思われる人が数名いました。 むやみに進入したりするのではなく外から見て雰囲気を味わって貰いたい。
役場跡
現在も一部に人が住んでいる
裏にはこんな山がある
役場の玄関
居住地跡
この奥に病院
大きな建物
旧・小倉沢小学校
共同浴場
工場
現在も使われている施設
郵便局
写真では分かりにくいが薄く描かれた網の目の様なのが坑道です。
地下に張り巡らされています。
雁掛けトンネルです。
ここも素堀の様で一段と暗い。
掛けトンネルの入り口から左を見ると鉱山道の入り口がありました。
深い山の中をドンドン下ります。
実に静かで良い気持ちです。
この無理矢理コンクリートで固めたトンネルを出ると県道210に合流 します。
写真はトンネルを出てから撮った物です。
路面状態100点満点の気持ちいい道を清流沿いに下ります。
途中、真っ暗なトンネルに突入して方向感覚が無くなる所もあります から注意してください。
ここは国道140との交差点です。
右側には大きな橋があります。
左折して秩父方面に向かいます。
国道140を進むとダムの建設現場を見下ろせる駐車場に着きます。
トイレや売店などもあります。
このダムが完成すれば多くの貴重な清流が失われ新しい観光名所に なるのでしょう。
ダムってこんなに沢山必要なんでしょうか?
ダムを過ぎるとループ矯を下ります。
綺麗な円ではなく楕円形のループ矯です。
最後の分岐です。
落合橋の交差点で左折。
落合橋から僅かな距離でデポ地である大滝温泉に到着。
お疲れさまでした。
総距離は70km。所要時間は散策色々して7時間で周回しました。
紅葉のシーズンは今回のコースは車が多いと予想されますが是非、 紅葉真っ盛りに来てみたいと思います。