我がチームの活動コンセプトは「山サイ」です。山サイって何だ?と思われる方も多いでしょう。マイナーなジャンルですから。
山サイとは「山岳サイクリング」の略で、自転車に乗って山を登り、下ってくるスポーツ(?)です。
林道・登山道を自転車に乗って、担いで、押して登り、尾根筋を下ってきます。よく言われる「トレイルライド」と同じですね。
主に1000〜2000メートル程の山を目指し、コースにもよりますが、所要時間は大体5〜9時間くらい。体力的にはかなりハードです。
では何故それほど惹きつけられるのでしょう。メンバーの言葉を箇条書きにしてみました。

山サイのいいところはいっぱいありますね。何歳まででも続けていきたいと、メンバーの誰もが口を揃えます。
しかし、楽しいことばかりではありません。それは我々が相手にしているのは自然だからです。
とってつけたような事を言うようですが、東京近郊の山といえども、舐めてかかると大変なことになります。天候の急変、コースミス、ルート設定・時間設定の 甘さによる下山の遅れには「遭難」という言葉が見え隠れしています。街中と同じ考え方で山に望むと、「命の危険」は本人のみならず、同行者にも及びます。日の落ちた山中は「暗闇」です。山中では下界よりも1時間は早く暗くなります。ただでさえ危険な山道、足元も見えない中では自転車に乗るなど到底不可能、歩くのでさえかなり危険です。その状況で下手に動いてルートを見失ったら・・・
登山経験がないと安易に考え過ぎ、大変危険な落とし穴を見過ごしがちです。テレビで報道されているような「山菜取りに山に入って遭難し、遺体で発見」などということが自分の身に起こりうるのです。
計画は念入りに、時間には余裕をもって。ルートは事前に下見するなどして、コース状況・走行時間などを調べておくのが良いでしょう。
大事なのは無理をしないこと。無理をして怪我でもしたら時間の読みは大幅に狂います。そして一人では行かないこと。万一の場合、あなたの危機を知らせてくれる人がいなければ、そこで終わりです。
それと忘れてはならないのが、山でのマナーです。 以下に書きだしてみます。


●ハイカーの脅威となってはならない。

ハイカーに出会ったら挨拶をし、バイクを降り、徒歩で通過する。追い越す際も声を掛け、バイクを降り徒歩で追い越し、後続台数を伝え協力を願い出る。 ブラインドコーナーでは減速し、ハイカーの有無を確認する。

●山を荒らさない。

トレイルはダウンヒルコースではありません。自然の山です。
ホイールロックによるタイヤ痕を極力残さない、コースを外れて走行しない、同じエリアに頻繁に通わない、などを励行し、環境へのインパクトを最小限に抑える。

●遭難・事故を起こさない。

山サイクリストは事故を起こしてはならない。対ハイカーなど論外で、自損も許されない。
レスキューや救急のお世話になるような事はしてはならない。

●ゴミを捨てない

当たり前ですね。


このサイトを訪れた方の中には、山は走ったことがないけれど、行ってみたい、と思われる方も多いと思います。
ですが、例えトレイルの場所やコースが判ったとしても安易な入山は控えて下さい。
ここに書いてある通り、やはり山は危険な場所なのです。必ず経験者に同行してもらって、少しずつ経験を積み、同時に走行マナーについても学んで下さい。
現在、首都圏の山サイエリアの数箇所でMTBの進入が禁止されています。
それらのほとんどは事故によりレスキューや救急が出動し、MTBは危険だと判断されたためです。
無謀な走行はもちろんですが、そうでなくても滑落などの危険のある場所はゴロゴロしています。
単にダウンヒルを楽しみたいなら、専用コースに行けばいいのです。
整備されている常設コースでも死傷事故は起こっているくらいですから、自然の山がどれだけ危険か想像がつくと思います。
これ以上そのような場所を増やさないためにもご理解をお願いします。